私は大学を卒業後、社会人としての第一歩を、公認会計士加藤事務所(平成22年12月に税理士法人を設立し、現在の税理士法人加藤事務所となる。)で踏み出し、以後20年間、税理士事務所職員として多くのクライアントに関与させていただきました。
20年の勤務を通じて感じることは、例えば「決算を締める」という目的に対して、いろいろなアプローチが可能であり、一つとして確立された方法が存在しないということです。
会計・税制は前提に対して結論が記載されているだけであり、それを実現させる手法は各会社に委ねられています。仕訳の計上方法、組織の管理体制、システムの利用方法、資料の作成方法など、さまざまな選択肢と理念があり、各クライアントは各社個性ある手法によりこの目的を達成しています。
税理士という職業は、その方法論を各クライアントと共に、数ある選択肢から最適な方法を考えて実現させるのが職責であると考えています。今後とも私を含め税理士法人加藤事務所が各クライアントに対してそのクライアントにとって最適な方法を提供することができる事務所であり続けられるよう、社員税理士という立場より引き続き努力を続けていく所存です。またそれを実現できることが、創業者加藤三郎の「お客様の未来は私どもの未来でもある」の理念を満たすことと信じています。
パートナー税理士 木村 隆之